この記事のポイント
- 最初の7日間は「商品を決定する期間」ではなく「調査の進め方を身につける期間」と考える
- 1日目に対象カテゴリーを絞り、2~3日目に商品候補と基本情報を整理する
- 4~5日目に候補を比較し、不足情報を明確にする
- 6日目にデータと仮説を見直し、7日目に次の調査対象を決める
- 最初から高額なツールを契約せず、必要な情報から集める
Amazonで商品販売を始めようと思っても、「何から調べればよいのか分からない」「売れ筋ランキングを見ても、次に何をすればよいか分からない」という方も多いのではないでしょうか。
Amazonの商品リサーチでは、最初から大量の商品を比較する必要はありません。むしろ、調査の目的を決めずに商品を探し続けると、情報ばかり増えて判断できなくなることがあります。
初心者におすすめなのは、最初の1週間で調査対象を絞り、少数の商品候補について基本情報を集め、次に何を確認すべきかを整理する方法です。
本記事では、Amazon商品リサーチを初めて行う方向けに、最初の7日間で取り組む作業、確認するデータ、記録しておきたい情報を日別にご紹介いたします。
Amazon商品リサーチ初心者が最初の7日間で目指すゴール
最初の7日間のゴールは、必ず売れる商品を見つけることではありません。
調査対象を決め、少数の商品について同じ項目を確認し、次の分析へ進むべき候補を整理できるようになることが目標です。
具体的には、1週間の終わりに次の情報が残っていれば十分な成果といえます。
- 調査したカテゴリーと、その理由
- 気になった商品候補のASIN
- 各商品の価格、レビュー、ランキングなどの基本情報
- 気になった理由と、確認できた事実
- まだ分からないこと
- 次に詳しく調査する商品候補
商品リサーチ全体の判断順序については、Amazon商品リサーチの始め方|初心者が売れる見込みと利益を確認する手順で解説しています。
Amazon商品リサーチを始める前に用意するもの
最初から多くのツールを用意する必要はありません。まずは次の環境があれば、基本的な調査を始められます。
| 用意するもの | 用途 | 必要性 |
|---|---|---|
| Amazonの検索画面 | 商品候補や販売価格を確認する | 基本 |
| 売れ筋ランキング | 人気商品の傾向を知る | 基本 |
| スプレッドシート | 商品候補と確認結果を記録する | 推奨 |
| 商品リサーチツール | 推定販売数などを比較して候補を絞る | 必要に応じて利用 |
| メモ | 疑問点や仮説を残す | 推奨 |
重要なのは、情報を見て終わりにせず、後から比較できる形で記録することです。
Amazon商品リサーチ初心者向け|7日間のスケジュール
最初の7日間は、商品候補の収集から需要・競合・販売条件の確認まで、段階的に進めましょう。
以下は、1日30~60分程度を目安に取り組む例です。必要な時間はカテゴリーや経験によって変わるため、無理に7日間で終える必要はありません。
| 日程 | 主な作業 | その日に残すもの |
|---|---|---|
| 1日目 | 調査カテゴリーを1つ選ぶ | カテゴリーと選定理由 |
| 2日目 | 気になる商品候補を探す | 候補ASINリスト |
| 3日目 | 価格・レビュー・ランキングなどを記録 | 基本データ一覧 |
| 4日目 | 候補商品を同じ項目で比較 | 比較結果 |
| 5日目 | 不足情報と疑問点を整理 | 追加調査リスト |
| 6日目 | 最初の仮説を見直す | 仮説と確認結果 |
| 7日目 | 次に調査する候補を決める | 継続・保留・見送りの判断 |
1日目|調査するカテゴリーを1つ決める
最初の日は、商品を大量に探すのではなく、調査対象となるカテゴリーを決めます。
カテゴリーを選ぶときは、自分が商品用途を理解しやすいか、購入者の悩みを想像できるか、商品の仕様を比較できるかを考えましょう。
カテゴリーを選ぶ際の質問
- どのような人が購入する商品か説明できるか
- どのような場面で使う商品か理解できるか
- サイズ・素材・機能などを比較しやすいか
- 商品の安全性や規制について確認すべき点はあるか
例えば「ホーム&キッチン」のような広い分類から始めた場合、収納用品やキッチン整理用品など、具体的な用途へ範囲を狭めます。
1日目の成果物
「調査カテゴリー:○○」「選んだ理由:○○」「想定する購入者:○○」の3項目を記録します。
2日目|Amazonで商品候補を集める
2日目は、選んだカテゴリーに関連する商品をAmazonで探します。
検索結果や売れ筋ランキングを見ながら、気になる商品を5~10件程度記録してみましょう。この件数は練習用の目安であり、すべてのカテゴリーに共通する基準ではありません。
商品候補を選ぶときの視点
- 複数の販売商品が存在するか
- 購入用途が分かりやすいか
- 価格帯に大きな違いがあるか
- 似た商品でも仕様や特徴に違いがあるか
- レビューに気になる意見があるか
この段階では、商品が本当に売れるかを結論づける必要はありません。
商品名とASIN、商品URL、気になった理由を記録しておきます。
3日目|候補商品の基本データを記録する
3日目は、2日目に集めた商品候補について、同じ項目を記録します。
最初は次のような基本データで十分です。
| 項目 | 記録内容 | 注意点 |
|---|---|---|
| ASIN | 商品識別番号 | 比較対象を間違えないために記録 |
| 価格 | 確認時点の販売価格 | 確認日も残す |
| レビュー数 | レビューの件数 | 単独で競争の強さを断定しない |
| 星評価 | 商品評価 | レビュー内容も参考にする |
| BSR | カテゴリー内のランキング | カテゴリーの違いに注意 |
| 推定販売数 | ツールで確認できる場合の参考値 | 実売数の保証ではない |
価格やランキングなどは変化するため、記録時点を残すことが重要です。
ツールを使う場合も確認項目を増やしすぎない
商品リサーチツールには多くの指標がありますが、初心者が最初からすべてを理解する必要はありません。
まずは、価格、推定月間販売数、レビュー数、BSRなど、候補商品を比較するために必要な項目から確認しましょう。
4日目|候補商品を同じ条件で比較する
4日目は、記録した商品候補を横並びで比較します。
ここで大切なのは、商品Aでは販売数だけ、商品Bではレビューだけを見るのではなく、同じ項目で比較することです。
比較例
| 商品 | 確認した特徴 | 気になる点 | 次の調査 |
|---|---|---|---|
| 商品A | 販売状況が良好 | レビューが非常に多い | 競争の強さを確認 |
| 商品B | 一定の販売需要が見られる | 価格帯が幅広い | 価格差の理由を確認 |
| 商品C | 特徴的な商品仕様がある | 需要の継続性が不明 | 販売推移を確認 |
この例は比較の考え方を示すもので、実際のAmazon商品データではありません。
比較した結果、最も販売数が多い商品を選ぶ必要はありません。さらに調べたい理由が明確な商品を残すことが大切です。
5日目|不足している情報を整理する
5日目は、新しい商品を探す作業をいったん止め、これまでの調査で分からなかったことを整理します。
例えば、次のような疑問が残るかもしれません。
- 現在の販売数は季節的な需要によるものか
- 競合商品が高く評価されている理由は何か
- 価格が大きく異なる商品にはどんな違いがあるか
- 販売手数料や配送費を差し引いて利益が残るか
- 自社で販売できる商品仕様や品質を実現できるか
疑問点を整理すると、次に必要な調査が見えてきます。
需要の見方を深めたい場合は、Amazonで売れる商品を見つける方法|需要仮説の立て方と検証ポイントも参考にしてください。
6日目|最初の仮説を見直す
6日目は、最初に「売れそう」と考えた理由が、調査した情報と一致しているかを見直します。
仮説を立てる際は、事実と推測を分けて記録しましょう。
| 区分 | 記録例 |
|---|---|
| 確認した事実 | 複数の競合商品が存在し、価格帯に差がある |
| 仮説 | 購入者は価格だけでなく、サイズや機能も比較している可能性がある |
| 未確認事項 | 特定の仕様に継続的な需要があるか |
| 次の行動 | レビュー内容と販売推移を追加で確認する |
このように分けることで、「なんとなく売れそう」という印象だけで判断することを防げます。
7日目|次に詳しく調査する商品を決める
7日目は、これまでの記録を見直し、候補商品を3つの状態に分類します。
| 判断 | 条件 | 次の行動 |
|---|---|---|
| 継続 | 調査する価値があり、重要な疑問が残っている | 市場・競合・利益を詳しく確認 |
| 保留 | データが不足していて判断できない | 不足情報を集める |
| 見送り | 需要や販売条件が自社の方針と合わない | 別の商品候補を検討 |
ここで「継続」とした商品も、すぐに仕入れる商品として確定したわけではありません。
実際の販売に進む前には、競合、採算、商品品質、法規制、出品制限などを確認する必要があります。
初心者向けAmazon商品リサーチ記録シート
7日間の作業を進める際は、以下のような項目をスプレッドシートに用意すると便利です。
| 項目 | 入力する内容 |
|---|---|
| 調査日 | データを確認した日付 |
| カテゴリー | 調査対象の分類 |
| 商品名・ASIN | 比較対象を識別する情報 |
| 販売価格 | 確認時点の価格 |
| レビュー数・評価 | 購入者評価の基本情報 |
| BSR・推定販売数 | 確認できる範囲の需要参考データ |
| 気になった理由 | 商品を候補に入れた理由 |
| 確認した事実 | 実際に確認できた内容 |
| 未確認事項 | 次に調査すること |
| 判断 | 継続・保留・見送り |
このシートを使えば、商品を見つけた理由や判断の経緯を後から振り返りやすくなります。
商品候補の基本データと気になる点を同じ形式で記録すると、比較や次の調査がしやすくなります。
SellerSpriteの商品リサーチを7日間の調査に取り入れる方法
Amazonの検索結果やレビューだけでも基本的な調査は始められますが、複数商品の推定販売数や価格帯を比較したい場合は、SellerSpriteの「商品リサーチ」を活用できます。
例えば、2~4日目の商品候補探しやデータ比較で利用すると、調査条件を揃えやすくなります。
初めて利用する場合の基本的な流れ
- SellerSpriteの「商品リサーチ」を開く
- 対象のAmazonマーケットプレイスと期間を選択する
- 調査するカテゴリーや価格帯を設定する
- 必要に応じて「初心者におすすめ」などのプリセット条件を確認する
- 検索結果の推定販売数、価格、レビュー数などを比較する
- 気になる商品を候補リストに記録する
プリセット条件は調査を始めるための参考設定です。すべてのカテゴリーに同じ数値基準が適しているわけではないため、自社の販売条件に合わせて調整しましょう。
商品リサーチで確認できる販売数などには推定データが含まれます。候補を比較する材料として利用し、販売成功を保証する情報として扱わないことが重要です。
セラースプライトの「商品リサーチ」では、カテゴリー・価格・推定販売数・レビュー数などの条件から商品候補を絞り込めます。初心者の方も、まずは少数の商品を比較するところから始めてみましょう。
商品リサーチ機能を確認するAmazon商品リサーチ初心者がつまずきやすいポイント
毎日違うカテゴリーを調べてしまう
対象を頻繁に変えると、比較するための情報が蓄積されません。まずは1つのカテゴリーを一定期間調査しましょう。
商品を探すだけで記録を残さない
後から比較できなければ、同じ商品を何度も調べることになります。ASIN、価格、調査日、判断理由などを記録しましょう。
売れ筋ランキングの上位商品だけを見る
ランキング上位の商品は需要の参考になりますが、競争が強い場合もあります。最初の候補探しでは、複数の商品を比較することが重要です。
すぐに仕入れ商品を決めようとする
最初の1週間で仕入れ商品を確定する必要はありません。判断材料を整理し、次に確認すべきことを明確にするだけでも重要な成果です。
利益を確認せず候補を確定する
需要があっても、販売価格やコストの条件によっては利益が残りません。候補を絞った後は、仕入れ前の採算シミュレーションで、販売条件が変化した場合のリスクも確認しましょう。
Amazon商品リサーチ初心者によくある質問
Amazon商品リサーチは何から始めればよいですか?
まず調査するカテゴリーを1つ選び、Amazonの検索結果や売れ筋ランキングから少数の商品候補を探します。その後、価格、レビュー、ランキングなどを記録し、同じ条件で比較しましょう。
1日何時間くらい商品リサーチすればよいですか?
決まった時間はありません。最初は1日30~60分程度を目安に、作業内容を決めて進める方法もあります。長時間調べることより、記録を残し、判断につなげることが重要です。
Amazon商品リサーチは無料でもできますか?
はい。Amazonの検索結果、売れ筋ランキング、レビューなどを使って基本的な調査を始められます。推定販売数や複数商品のデータを比較したい場合は、専用ツールの利用を検討できます。
初心者は何件くらい商品を調べればよいですか?
カテゴリーや目的によって異なりますが、最初の練習では5~10件程度を同じ項目で比較する方法があります。件数よりも、比較結果を説明できることが重要です。
7日間で売れる商品を見つけられますか?
7日間で商品候補を絞ることは可能ですが、売れる商品が必ず見つかるわけではありません。需要、競争、採算などの追加調査が必要な場合は、期間を延ばして確認しましょう。
商品候補を見つけた後は何をすればよいですか?
需要の継続性、市場全体の状況、主要競合、利益などを詳しく確認します。その結果をもとに、サンプル確認や小規模な検証へ進むか判断しましょう。
まとめ
Amazon商品リサーチ初心者は、最初から大量の商品を分析したり、複雑なツールを使いこなしたりする必要はありません。
まずは調査カテゴリーを決め、商品候補を集め、基本データを記録し、同じ条件で比較するところから始めましょう。
最初の7日間で大切なのは、売れる商品を無理に確定することではなく、「何を確認できたか」「何がまだ分からないか」「次に何を調べるか」を明確にすることです。
必要に応じてSellerSpriteの「商品リサーチ」を活用し、調査対象を効率よく整理しながら、次の市場・競合・採算分析へ進めていきましょう。

